2017.12.06

カニの季節

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。

まだ12月の上旬ですが、寒気が強まったこともあり雪が降りました。
平野部はそれほどでもありませんでしたが、峠は少し積もっていました。
雪.JPG

カニのシーズンでもありますので、日本海側の観光地には多くの観光客が訪れます。
先日、そのカニにまつわる虫が捕獲されました。
カニムシ.JPG

これは、カニムシという節足動物の一種です。
サソリにかなり似ていますが、尻尾は無く、毒もありません。
分類的にはクモに近い仲間です。
こんな虫が日本にいたのかと思われるかもしれませんが、
割りと普通に生息しており、公園の木の下などにもいます。

普段は、海辺や石の下や森林などで暮らしているので、
屋内に置かれた捕獲用トラップに捕まるのはかなり珍しいです。
食性は肉食で、トビムシなどをハサミで捕まえて食べているそうです。
トビムシは、屋内でもよく発生するため、それをエサとしていたのかもしれません。

2017.04.28

冬越ししたバッタ

こんにちは、株式会社昭和リーブス福知山店の高橋です。

4月のこの時期としては珍しい成虫のバッタを捕獲しました。
これはバッタ目キリギリス科のクビキリギスで、キリギリスの一種です。

クビキリギス1.JPGバッタ目キリギリス科 クビキリギス 体長55-65mm

クビキリギス2.JPG雑食性で、赤く鋭い牙が特徴的。

日本に分布するバッタのほとんどは、卵で越冬しますが、
クビキリギスはライフサイクルが丁度半年分逆転していて、
7月頃に孵化した幼虫が9月から10月頃に成虫になり、そのまま越冬します。
今年は大雪が何回かありましたが、このクビキリギスはそれを乗り越えたということです。
4月頃には、草むらで鳴く虫はほとんどいませんので、
「ジー」と鳴く声が聞こえたら、それはクビキリギスかもしれません。

2016.11.24

コウノトリ

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。

先日、仕事で城崎に行った際に、久しぶりにコウノトリを見つけました。
kounotori1.JPG
電柱にとまっているのがそうです。
珍しいことに今回は2羽いました。

kounotori2.JPG
お分りいただけたでしょうか?
電柱一本挟んで奥にもう1羽。

城崎近辺の円山川下流域はラムサール条約に登録されているだけあって
鳥が多いのですが、その中でもコウノトリはその大きさからよく目を引きます。
移動途中でも見かけると車を止めてつい見入ってしまうものです。

2016.07.26

ムカデ捕獲

こんにちは昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。

活きの良いムカデが手に入りました。
今回入手したのはオオムカデ目オオムカデ科のトビズムカデです。
体長が8センチから15センチになる日本産のムカデでは最大級の種です。

ムカデ全体.JPGこの個体は8センチ程度と並ですが黒光りする立派な体です。

ムカデ牙.JPGそして獲物を捕獲する鋭い牙を備えています。

ムカデは人間に見つかった瞬間に踏み潰されたり、殺虫剤で攻撃されてしまうため、
こうして無傷で捕獲するのは意外と難しいです。
良い機会なのでしばらく飼育して生態を観察することにします。

2015.07.13

ナミテントウ

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。

丹後店からテントウムシの蛹を頂きました。
サナギ.JPG

この蛹はナミテントウのもので、幼虫・成虫ともに
アブラムシを食べることから益虫として扱われます。
食欲旺盛であるため、その幼虫が生物農薬として売られているほどです。

ナミテントウは翅の模様のバリエーションが多いということが有名です。
全体が黄褐色、黄色に黒紋、橙色に黒紋、黒色に赤紋など様々で、
とても同じ種類のテントウムシとは思えないほどです。
羽化したて.JPG

2匹並んでいるのはどちらもナミテントウで、上が黒色に橙紋タイプ。
全体が黄色いのは羽化したてでまだ色が付いていない状態です。
テントウムシ完成形.JPG

色が付くとこんな模様になりました。
橙色に黒紋(19紋)タイプだったようです。
模様は遺伝子で決まり、地域性もあるようです。

2014.12.20

ふくらすずめ

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。

「ふくらすずめ」と言えば、今のような寒い時期にスズメが羽根の間に空気を入れて、
寒さに耐える為にふくらんだ様子を思い浮かべますが、
虫にもフクラスズメの名前を持つものがいます。
フクラスズメ表.JPG
これはフクラスズメというヤガ科の蛾の一種です。毒はありません。
その姿がふくらすずめに似ていることからこの名前が付いています。
実際に観察すると丸っこくてふわふわしている姿は鳥にそっくりです。

調査用トラップにくっついていたものを剥がしたのですが、
まだまだ元気で研究室の中をブンブン飛び回っていました。
その飛ぶ姿も鳥を思わせる力強さがあります。
フクラスズメ裏.JPG
ひっくり返すと昆虫とは思えないほどふわふわの毛が見られます。
フクラスズメは成虫で越冬しますが、これだけ毛があれば寒くないでしょう。

寒い日が続きますが皆様もフクラスズメのように暖かくしてお過ごしください。

2014.05.13

シロアリの季節

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。

営業の方から生きたヤマトシロアリを頂いたので、生態観察用に飼育を始めました。
数十匹の小さなコロニーだったので、とりあえず細菌培養用のシャーレに
ろ紙と木屑を入れてのスタートです。
シャーレ.JPG
ヤマトシロアリは乾燥に弱いので、ろ紙に水を適量含ませて水分補給させます。
ろ紙はセルロースで出来ているので、シロアリの餌にも兼用することも出来ます。

兵蟻.JPG
残念ながら女王アリはいなかったのですが、兵アリは数匹いました。
この大きな顎でコロニーを守る役割をしています。
シロアリは集団を作り、女王や働きアリや兵アリなど階層があり、
人間に似たような社会的構造をもつ社会性昆虫と呼ばれています。

4~5月はシロアリの羽アリが発生するシーズンです。
シロアリは普段は床下で木材を食べて生活しているため、なかなか発見できません。
4月下旬から5月中旬にかけて羽アリとなって、私たちの目の前に姿を現します。
ですから、今の時期がシロアリ発見のチャンスでもあります。
羽アリが発生すると、ツバメがそれを食べに集まってくることもあり、
その騒がしさで気付くこともあります。

羽アリ発生時にはご連絡頂ければ詳しく調査させて頂きます。
お問い合せはこちらまで フリーダイヤル0120-64-7575

2014.04.02

ワカバグモ

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。

4月に入り各地で桜が咲き始め、いよいよ春という感じがしてきました。
桜が終わると5月にかけて若葉の季節となりますが、
姿も名前もその若葉を表現しているクモがいます。
ワカバグモ1.JPG
これはワカバグモというクモで、名前のとおりに緑で綺麗なクモです。
このクモは網を張らない徘徊性のクモで、待ち伏せで獲物を捕らえます。
ワカバグモはカニグモ科に属するクモですが、左右の前足二本が長く、
待ち伏せをする姿がカニに似ていることからカニグモ科と呼ばれています。

ワカバグモ2.JPG
頭をアップにすると眼が8個あり、各方向に向いているのがよくわかります。
クモの眼は種類によって違い、その数や配置によって種を区別するのに役立ちます。
ハエトリグモなどは眼が良いことが知られ、大きく発達していますが、
洞窟に住む種では眼が退化して無いものもいます。

このワカバグモは去年の12月に粘着トラップの裏側に付いていました。
おそらく越冬のために潜んでいたのでしょう。
温かい室内から寒い外に出すのも気が引けたのでしばらく保護し、
冬でも発生が見られるカワゲラなどをエサとして4月まで飼育してきました。
若葉の季節になればエサも豊富になるので、また自然に還してやりたいと思います。

2013.12.16

アリとキリギリスとコオロギと

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。

今日はなかなか珍しい虫が捕獲されましたので紹介します。
どのくらい珍しいかというと毎日毎日膨大な量の虫が届く中でも、
これが見つかるのは年に一回あるかないかです。
1-PC160024.JPG
この写真だけを見ると、ゴキブリだと思われる人が多いかもしれませんが、
これはアリヅカコオロギというコオロギの仲間です。
アリヅカと付いていますが、これはアリの巣のことで
このコオロギはアリの巣の中で生活するという珍しい生態をしています。

アリの巣の中では、アリにすぐに襲われてしまいそうですが、
このアリヅカコオロギはアリの臭いを体に付けることで巣に潜り込んでいます。
こうして安全な巣の中で、アリが集めたエサのおこぼれを戴くという生活をしています。

アリとキリギリスという寓話では、夏にせっせと働いたアリが冬を乗り越え、
夏に遊んでいたキリギリスは冬に飢えて死んでしまいましたが、
このアリヅカコオロギは寓話の教訓をあざ笑うかのような生活をしているわけです。

2013.10.09

秋のスズメバチ

こんにちは、昭和リーブス福知山店研究室の高橋です。
南但店より大型のスズメバチの巣の写真が届きましたのでご紹介します。

1-DSC00008.JPGこれは日本産スズメバチの中でも最も大型の巣を形成するキイロスズメバチの巣です。
直径70センチほどあり、中には多くのハチが住んでいて、
これほどの大きさになると働きバチの数は1000匹前後と思われます。
頂点にはただ一匹の女王バチが君臨し、ハチの帝国とも言えます。

真ん中の穴が出入口です。

階層.jpgこれは過去にご紹介したオオスズメバチの巣の内部ですが、
キイロスズメバチも同様にこのお皿のようなものが何段も重なって一つの巣を形成しています。

スズメバチは秋にかけて活動が活発化し、刺される被害が多く発生しますが
それはこの季節がスズメバチにとって重要な時期であるからです。
9月下旬頃になると、巣の中では新女王と雄バチが生まれ始めます。
それらは、巣の外で交尾した後、新女王だけが土中や朽木の中で越冬します。
雄バチと働きバチ、旧女王バチは冬までに死に絶えて、巣は空になります。
越冬した女王バチは、春になるとたった一匹で巣を造り始めるのです。

ですので、秋はスズメバチにとって重要な時期であり
巣を守るために非常に攻撃的で近づくだけで刺される可能性があります。
発見されましたら弊社で駆除を承っておりますので、ご利用ください。

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